『ダレン・シャン』小説2巻あらすじ感想 ネタバレあり注意
『ダレン・シャン』とはイギリスの作家ダレンシャンによって書かれた児童向け小説で全13巻からなっている大人気小説です。
一巻を読んでいない方はこちらをkiff.hatenablog.com
まだ二巻を読んでいない人のために
ネタバレなしの感想を。
主人公の少年ダレンシャンは親友のスティーブを助けるために吸血鬼のクレプスリーと交渉し吸血鬼になった。
しかし吸血鬼は人の血を飲まなければ死んでしまい(ダレンは人間の血を飲むことをするともう人間に戻れない気がして飲もうとしない)、力が強すぎるため人間と関りをもって生きていくことは難しい。そのこともありダレンは落ち込んでいくばかりだった。
そんなダレンを心配しクレプスリーはシルク・ド・フリーク(異形なサーカス)の仲間に入れてもらうことを提案する。
というお話です。
興味があったらぜひ読んでみてください。
一巻を読んでいなくても感動できる話になってます。
ここからは
ネタバレありの細かいあらすじです。
シルク・ド・フリーク(異形のサーカス)にはダレンと同じくらいの年齢の蛇少年のエブラ・フォンがいた。エブラとダレンは友達になり一緒に仕事をすることになり仲を深めていく。
2人でサーカスの仕事をしているときに、サム・グレイストがやってきて「サーカスに入りたい!」と言ってきたが、ダレンはサムの入団を断った。
あまりにも人間の血を飲みたがらないダレンにクリプスリーは死んだ人間の血を飲ませようとしたり、「人間の血を一滴残らず飲み干すことでその人間の魂を取り込むことができ、その人の魂は永遠に生きけるのだ。」と説得し飲ませようとするがダレンは血を飲むことを拒否し続ける。
シルク・ド・フリークの会場の周りには環境破壊反対の団体がおり、その中のR・Vという男と知り合いになりサムとR・Vをショーに紹介した。
そのショーを見たR・Vはあることを疑問に思った。ウルフマンだ。ウルフマンは理性がなく、暴れん坊のオオカミで、いつもは檻に入れられている。それを見たR・Vは動物虐待だと思いこっそり檻から逃がそうとした。
それを見たダレンが止めようとしたがウルフマンは解放されダレンに襲い掛かる。そこにサムが助けに入るが血を飲んでいなくて力に出ないダレンとただの人間のサムでは歯が立たず激闘の末、サムが殺されてしまう。
そこに2人を見つけたクリプスリーが助けに入りウルフマンを倒し、死んだサムを見て、「死んでしまうサムの血を飲みお前の心の中でサムの魂を生かし続けてやれ。」と言いダレンはサムの血を飲む。
というお話です。
読み終わった後の感想は
サムとの友情に感動です。
児童文学なので分かりやすく書かれていて「最後に誰かの血を飲むんだろうなー」と思いながら読んでいきだんだんそれがサムの血だということが分かっても最後には面白い!と感じられました。
最後のダレンの「ねえ、オニオンのピクルス、持ってる?」という一言にサムは永遠にダレンの心の中に生き続けるんだなあと思い、ダレンとサムの友情に感動してしまいました。
それとダレンの吸血鬼としての成長もこの巻の見どころでもあります。
面白い物語は「始まりと終わりに成長がある。」と言います。
ダレンは人間の血を飲むくらいなら死んでやる。と思っていたのですが、サムの死という大きな壁を乗り越えて人間の血を飲み成長しました。
無理やりクレプスリーはに血を飲まされそうになっても吐き出したり、説得されても嫌がって絶対に自分から人間の血を飲みに行くことなんてなかったダレンが最終的に無理やりではなく自分の意志で飲んだといところに吸血鬼としての成長を感じました。
気になった登場人物
私はこの話の中に気になった新たな登場人物がいてそれはリトル・ピープルの親玉のミスター・タイニーです。
エブラはタイニーを見るとおびえ、ミスター・トールとクレプスリーもタイニーの前では緊張した感じで、タイニーはなぜかダレンの心臓を手に持っているという謎の多い人物です。この人についてはまだほとんど何もわかっていないのでのちに登場に期待ですね。
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1巻、2巻と面白い話が続いたので次の3巻も楽しみですね。
最後まで見ていただきありがとうございました。